雪解けのあと 監督:ルオ・イシャン ドキュメンタリー映画
前知識無しに映画を鑑賞。
ドキュメンタリー映画
・チュンとユエとルオ・イシャンの思い出の映像
・チュンとユエが救出されたときの映像(ネパール側から送られてきた)
・遭難事件から7年後、ルオ・イシャンがネパールに行ったときの映像
それぞれの映像が時系列を無視し構成されるので、は
混乱するが、少しずつ、事件の概要や、3人の関係性が見えてくる。
2017年3月11日、ネパールの山岳地帯にある洞窟に避難し、雪のため閉じ込められた、チュンとユエ。
監督であるルオ・イシャンは二人の友達であり、本当だったら一緒に入山する予定だった。
4月26日に発見、47日間にわたり遭難していた。
チュンは発見日の3日前に亡くなっていた。
生き残ったユエとルオはチュンのために映像を残すことにする。
ユエが洞窟内でずっとノートに文章を書いており、それらをまとめた本が2019年に台湾で出版されている。
映画鑑賞後、パンフレットを購入して読んだ。
監督であるルオ・イシャンは、チュンが亡くなったあと、ずっと、チュンと自分を重ねて生きてきたようだ。
彼女の服を着て、彼女の人生を代わりに歩むような覚悟で、日々を送っていたようである。
「この映画を撮影後、もっと正確に言うと、山の洞窟に到着した瞬間、私は彼と自分が別の人間であることを認めることができたし、もう彼の人生を背負って生きる必要はなくなったと思いました。」
山の洞窟の中に入ったときの独白
「でもあなたの最期の日々をどれほど想像しても私にはあなたの状態は到底わからない。元々はここに何日か泊まる予定で装備も食料も用意してきたけど、でも洞窟を見てすぐ私には無理だと悟った。ここにはいられない。」
非常に正直な感想だと思った。
ドキュメンタリーの作成を通して、思い出してつらくなることもあったと同時に、とても冷静に状況を見つめることが出来たのではないかと思う。
パンフレットに載っているルオイシャンの言葉は非常に文学的で美しい。
チュンの文章も非常に美しく、死に際の者が書く文章として、研究対象になり得そうなほど、素晴らしいものなのだろうと想像する。
美化ばかりではいけないのも事実。
登山をする上で、適切な準備と判断が必要である。
そのことも忘れずに。

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